本記事は宇宙関連の投資情報を提供する目的で作成しており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。 投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。掲載情報は2026年6月時点のものです。最新情報は各証券会社・運用会社の公式サイトでご確認ください。 運営:株式会社ハマ企画(田中)
2026年6月、宇宙開発企業SpaceXがNASDAQ市場に上場しました。「宇宙に投資する」という選択肢が、ついに一般の個人投資家にも開かれた瞬間です。しかし、いざ始めようとすると「どの証券口座を選べばいいのか」「投資信託と個別株、どちらから入ればいいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事の結論は、まず証券口座を開設し、NISAの成長投資枠で宇宙関連の投資信託を1本購入することが最もハードルの低い第一歩だということです。 世界経済フォーラムの報告書によると、宇宙ビジネスの市場規模は2023年の6,300億ドル(約100兆円)から2035年には1.8兆ドル(約280兆円)に拡大すると予測されています。
出典:Space: The $1.8 Trillion Opportunity for Global Economic Growth|World Economic Forum
宇宙市場はなぜ「投資対象」として注目されるのか?
宇宙産業が投資先として注目される背景には、市場の急拡大があります。年率約9%という成長率は、世界のGDP成長率のおよそ2倍にあたるペースです。この成長を支えているのは、ロケットの打上げコスト低下と人工衛星の小型化という2つの技術革新です。たとえば、スマートフォンの通信や天気予報、農業の効率化まで、私たちの日常は既に宇宙技術に支えられています。宇宙ビジネスが儲かる仕組みについて詳しくはこちらの記事で図解しています。
2026年6月12日、SpaceX(ティッカー:SPCX)がNASDAQに上場したことは、この流れを象徴する出来事です。日本のSBI証券・楽天証券・みずほ証券からはIPO抽選にも参加可能でした。かつて「SpaceXは未上場だから買えない」とされていた壁が取り払われたのです。東京海上アセットマネジメントは、現在の宇宙ビジネスを「1990年代半ばのIT産業の黎明期と同じ段階」と評価しています。
出典:2025年注目の投資テーマ 転換期を迎える宇宙ビジネス|日本経済新聞 電子版特集
ただし、黎明期だからこそリスクも大きいことは忘れてはなりません。宇宙産業への投資がどのような構造で成り立っているかは、宇宙株投資が注目される理由の記事でさらに掘り下げています。
初心者が選べる宇宙投資の方法は?
宇宙産業に投資する方法は、大きく3つあります。初心者がまず検討すべきは、リスクを分散しやすい投資信託です。
宇宙関連の投資信託(少額・分散投資向き)
複数の宇宙関連企業にまとめて投資できるのが投資信託のメリットです。NISAの成長投資枠対象で、100円から購入できるものもあります。2026年6月現在、日本で購入可能な主な宇宙関連ファンドは以下のとおりです。
- SMT MIRAIndex 宇宙(三井住友トラスト・アセットマネジメント):FactSet Global Space Economy Indexに連動。防衛・航空宇宙分野を含む幅広い銘柄構成。2026年6月時点で購入可能。
- eMAXIS Neo 宇宙開発(三菱UFJアセットマネジメント):S&P Kensho Space Indexに連動。スタートアップ寄りの尖った構成で5年リターンは約296%(2026年4月時点)と高い実績。ただし2026年4月17日以降、新規の買付・積立申込を停止中。既に保有している方の換金は可能。
出典:eMAXIS Neo 宇宙開発 買付停止のお知らせ|楽天証券
なお、宇宙関連ファンドは「テーマ型」に分類されます。オルカン(全世界株式)やS&P500のような市場全体に連動するファンドとは性質が異なり、値動きが大きくなりやすい点は理解しておきましょう。
個別株(SpaceXなど)
SpaceXの上場により、日本からも米国株式として直接購入できるようになりました。SBI証券・楽天証券・松井証券など、米国株を取り扱う証券会社であれば取引可能です。SpaceXのビジネスモデルについてはこちらで詳しく解説しています。
ただし、個別株は1社に集中投資する形になるため、投資信託よりリスクが高くなります。上場直後の株価は変動が激しいため、「まず投資信託で宇宙産業全体に分散し、慣れてきたら個別株を検討する」という順番が堅実です。
海外ETF
米国市場には、Procure Space ETF(ティッカー:UFO)など宇宙テーマのETFもあります。日本の投資信託よりも信託報酬が低いケースがありますが、為替手数料や売買手数料が別途かかるため、少額投資の場合はコスト面で不利になることもあります。
宇宙投資に使える証券口座を比較する
ここでは「宇宙関連ファンドの取扱有無」「米国株(SpaceX等)への対応」「NISA対応」「手数料」の4つの軸で比較します。
選定基準: 宇宙投資に適した証券口座として、以下を重視して4社を選びました。
- 宇宙関連の投資信託を取り扱っていること
- 米国株式(SpaceX等)を購入できること
- NISAの成長投資枠に対応していること
- 売買手数料が低いこと
※GMOクリック証券は手数料完全無料が魅力ですが、米国株式の取扱がなく、宇宙投資の選択肢が限定されるため今回は除外しています。
【比較表】宇宙投資向け証券口座4社比較(2026年6月時点)
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | 三菱UFJ eスマート証券 |
|---|---|---|---|---|
| 投資信託本数 | 約2,600本 | 約2,550本 | 【★公開前に公式で最新値確認】 | 【★公開前に公式で最新値確認】 |
| 宇宙関連ファンド | 12本(SBI証券調べ) | 取扱あり | 取扱あり | 取扱あり |
| 米国株 | ○(5,000銘柄以上) | ○ | ○ | ○ |
| SpaceX IPO取扱 | ○(抽選参加可) | ○(抽選参加可) | 上場後取引のみ | 【★要確認】 |
| NISA売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 割引あり |
| 特徴 | 投信本数・米国株ともに業界最多水準 | 楽天ポイント連携、楽天カード積立 | 投信保有でポイント還元(最大年率1%) | au PAYカード積立で還元 |
※投資信託の本数は時期により変動します。最新情報は各証券会社公式サイトでご確認ください。
出典:各証券会社公式サイト(2026年6月時点)
SBI証券
口座開設数1,500万超。宇宙関連ファンドを12本取り扱っており、選択肢の幅が最も広い証券会社です。SpaceXのIPOでは日本の個人投資家向けにブックビルディング(需要申告)を提供した実績があります。米国株式の取扱も5,000銘柄以上と充実しています。
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/
楽天証券
SBI証券と並ぶ大手ネット証券で、投資信託約2,550本を取り扱います。SpaceXのIPOでも抽選参加が可能でした。楽天カードでの積立投資でポイントが貯まるため、楽天経済圏のユーザーにはメリットが大きいです。
公式サイト:https://www.rakuten-sec.co.jp/
松井証券
投資信託の保有残高に対して最大年率1%のポイント還元がある点が特徴です。宇宙関連ファンドを長期保有する場合、この還元は実質的なリターン上乗せになります。NISAでは日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料で、専門スタッフに相談できる「株の取引相談窓口」も初心者には心強いサービスです。
公式サイト:【★ここに松井証券のa8アフィリエイトリンクを設置してください】
三菱UFJ eスマート証券
au PAYカード決済での積立投資に対応しており、ゴールドカードなら1%還元が受けられます。NISAのつみたて投資枠で251本、成長投資枠で1,155本と選択肢は十分です。au経済圏をすでに活用している方に適した選択肢です。
公式サイト:https://kabu.com/
宇宙ビジネスの全体像を5分で理解したい方は「5分で図解!宇宙ビジネスが儲かる仕組み」もあわせてご覧ください。
宇宙投資で知っておくべき4つのリスク
宇宙市場の成長性は大きな魅力ですが、投資にリスクはつきものです。ここでは宇宙投資に特有のリスクを整理します。
1つ目は、テーマ集中リスクです。 宇宙関連ファンドは特定の産業に投資先が偏るため、宇宙産業全体が低迷すれば大きく値下がりします。ポートフォリオ全体の「サテライト(補助的な位置づけ)」として、全体の10〜20%程度にとどめるのが基本的な考え方です。
2つ目は、為替リスクです。 宇宙関連ファンドの多くは米国株式中心の構成です。円高が進行すると、たとえ米ドル建てで値上がりしていても、円換算の評価額は下がります。為替ヘッジありタイプが選べる場合は検討の余地があります。
3つ目は、流動性・運用停止リスクです。 実例として、eMAXIS Neo 宇宙開発は好成績にもかかわらず2026年4月に新規買付を停止しました。テーマ型ファンドは純資産総額が小さい場合、運用そのものが終了(繰上償還)される可能性もあります。
4つ目は、長期投資の忍耐です。 宇宙産業はまだ成長途上であり、短期的な値動きは大きくなりがちです。10年、20年という時間軸で「宇宙産業の成長に賭ける」覚悟が求められます。
宇宙技術が日常の防災にどう役立つか、具体的なアイテムで知りたい方は「宇宙技術で命を守る!防災&生活アイテム完全ガイド」をご覧ください。
筆者が実際に証券口座を開設して感じたこと
筆者(田中)はSBI証券で最初の口座を開設しました。今の証券口座開設は想像以上に簡単で、マイナンバーカードさえあればスマートフォンだけで手続きが完結します。本人確認の写真もその場で撮影してアプリに取り込む方式です。後日、郵送で書類が届いて手続き完了となりました。
唯一つまずいたのは、本人確認用の写真撮影の方法です。最初はどう撮ればいいか迷いましたが、iPhoneの証明写真アプリを使えば問題ありませんでした。
開設後、最初に購入したのは横浜の鉄道関連企業の株式でした。少額ではありましたが、地元に縁のある企業を応援したいという気持ちが購入の決め手です。同じ月には、ポイ活アプリ「トリマ」で貯めたポイントを大和コネクト証券の「ひな株」(単元未満株)に交換するという方法も試しました。マクドナルドやコメダ珈琲など、普段の買い物で貯まったポイントが株式に変わるのは新鮮な体験です。
実際にやってみて感じたのは、「口座開設も株の購入も驚くほど簡単になっている」ということです。少額から購入できるので気軽に始められますが、株主優待を受け取るにはまとまった株数が必要になる点は知っておいたほうがよいでしょう。手続きの細かな部分で迷うことがあっても、今は検索やAIで調べればすぐに解決できる時代です。まずは口座を開いてみることが、投資への一番の近道だと実感しました。
宇宙投資は証券口座選びから始まる
宇宙市場は2035年に約280兆円規模への成長が見込まれ、SpaceXの上場により個別株投資の道も開かれました。とはいえ、初心者がいきなり個別株に飛びつく必要はありません。まずは証券口座を開設し、NISAの成長投資枠で宇宙関連の投資信託を1本購入する。これが最もリスクを抑えた第一歩です。本記事で紹介した4つの証券会社はいずれも口座開設・維持費が無料ですので、まずは自分の生活圏に合った1社を選んで、宇宙ビジネスの成長に参加してみてはいかがでしょうか。
宇宙ビジネスの全体像を知りたい方 → 5分で図解!宇宙ビジネスが儲かる仕組み 防災に宇宙技術を活かしたい方 → 宇宙技術で命を守る!防災&生活アイテム完全ガイド
宇宙投資:よくある質問(FAQ)
免責事項 本記事に掲載している情報は2026年6月時点のものであり、正確性を保証するものではありません。金融商品の取引には元本割れのリスクがあります。投資の最終決定はご自身の判断と責任で行ってください。本記事はアフィリエイトプログラムに参加しており、一部リンクから収益が発生する場合があります。ただし、紹介する証券会社の選定および評価は提携の有無に関わらず、読者の利便性を基準に行っています。
記事作成・編集:田中(株式会社ハマ企画)|宇宙ビジネスメディア「宙サイト」運営者
